オオカミ
・小説など所詮は恣意的なものだが、なかでもRPG、ファンタジー、ホラーなどの特殊設定ものは特に恣意性が高い。理不尽な現実社会の設定から逃避して、壁の中に狭くて不可解な設定を積み上げていく。それが退屈で苦手なのだが、本作は設定を小出しにするタイミングが巧みで、物語を加速させ、ミステリーでいう伏線となって、クライマックスにはすべて回収され、書店員好みの気持ち良い読後感となる。で、ちょっとしゅんと脱力する。やっぱ苦手だわ。
というわけで本日の奥付は、
辻村深月(つじむらみずき)
かがみの孤城 上・下
(株)ポプラ社/ポプラ文庫
2021年3月5日 第1刷発行
2022年10月22日 第4刷
上原式採点:良☆(まあまあの本。タダなら読む)
--
というわけで本日の奥付は、
辻村深月(つじむらみずき)
かがみの孤城 上・下
(株)ポプラ社/ポプラ文庫
2021年3月5日 第1刷発行
2022年10月22日 第4刷
上原式採点:良☆(まあまあの本。タダなら読む)
--