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2018-11

恣意の塊

・古今東西のターニングポイント的小説を朗読していく前半は、志村喬が七人の侍をスカウトしていくようなワクワク感がある。美少女アイドルのエピソードあたりから、お話臭がキツくなってテンションが下がってしまったのは残念。
・所詮は恣意的なものに過ぎない創作物に対して(かつては)必然性というようなことを、くどくどと言ったものである。読むのと書くのは大違いで、小説から小説をひねり出したら行き詰まるだろうに。文学するなら生活するしかないの堂々巡りだ。だーかーら、わたしゃ基本エンタメしか読まんのさ。
というわけで本日の奥付は、

久保寺健彦(くぼでらたけひこ)
青少年のための小説入門
(株)集英社
2018年8月30日 第1刷発行
 上原式採点:良★(まあまあの本。タダなら読む)
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

北大のバイトやばい

・オカルトなのに、最後はいい話になっていて、つい涙ぐみつつも気味が悪い。
・第2話『モドル』が良かった。第4話『タベル』の佐藤は高橋一生を彷彿。
というわけで本日の奥付は、

乾ルカ(いぬいるか)
メグル
(株)東京創元社
2010年2月25日 初版
 上原式採点:良☆☆(まあまあの本。タダなら読む)
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北海道在住

・中2ともなればイロイロ面倒なものだが、気立てさえ良ければ、少々バカでもかまわない。4話とも最後の1行が際立ち、さわやかな読後感が残る。
というわけで本日の奥付は、

川澄浩平(かわすみこうへい)
探偵は教室にいない
(株)東京創元社
2018年10月12日 初版
 上原式採点:優(素晴らしい本。金を払ってでも読みたい)

・第28回鮎川哲也賞。満場(3人だけど)一致。
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死体無し

・芸術学部のシリーズ2は誰も死なない変人祭り。
というわけで本日の奥付は、

市井豊(いちいゆたか)
人魚と金魚鉢
(株)東京創元社/ミステリ・フロンティア
2015年2月27日 初版
 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

西武池袋線

・会話が懐かしくも楽しい。
・そういえば、ある娘曰く「メロス、激オコだってぇ。笑えるぅ」。
というわけで本日の奥付は、

市井豊(いちいゆたか)
聴き屋の芸術学部祭
(株)東京創元社/ミステリ・フロンティア
2012年1月30日 初版
 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)

・p. 42 〈こんなまだるっこしいことを〉 間怠い(←まだるし)/まだるこい→「まだるっこい」。用例として「まどろっこしい」とも。違和感はあるが、「まだるっこしい」も不思議ではない。
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MUNCH

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 奏楽堂の前あたり

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 東京都美術館にて

テーマ:お散歩・お出かけ - ジャンル:ライフ

地頭

・学校のテストと地頭の良い悪いは関係がないという。「子どもが正しい」という教訓などではなく、弱いけど(ズル)賢い子が生きのびるための闘いの話なのだ。
というわけで本日の奥付は、

ルーネル・ヨンソン 石渡利康 訳
小さなバイキング ビッケ
(株)評論社/評論社の児童図書館・文学の部屋
2011年9月30日 初版発行

VICKE VIKING by Runer Jonsson, 1963.

 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)
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ドルガバとか

・ときどき、笑いました。
というわけで本日の奥付は、

佐藤友哉(さとうゆうや)
転生!太宰治 転生して、すみません
(株)星海社(講談社)
2018年9月14日 第1刷発行
 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)
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死屍累々その3

・単価が高くなってしまいそうだが、金持ちに限って、こういうものには金を出さないものだしなあ。Cool Japan なんかにムダ金遣ってないで、こちらの方にもちょっと回してあげられないものかしら?
というわけで本日の奥付は、

ほしおさなえ
活版印刷三日月堂 庭のアルバム
(株)ポプラ社/ポプラ文庫
2017年12月5日 第1刷発行
 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)
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フェイクメディア

・抜いた抜かれたと、端から見れば瑣末な争いなのに、大仰なのが新聞記者。
・ハメられて誤報のパターンは、動機が今ひとつ判りにくい。「活動家」はちょっとムリがあるというか、それこそフェイクな陰謀論の典型だが。
というわけで本日の奥付は、

塩田武士(しおたたけし)
歪んだ波紋
(株)講談社
第1刷発行 2018年8月7日
 上原式採点:良(まあまあの本。タダなら読む)
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